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● 白アリ

 通常シロアリは木造建築の湿気を持った木部土台、柱等を食べて生きている生物です。放っておくと少しずつ土台や柱が侵食され、家が傾いたり、ドアが開きにくくなったりしてきます。台風で木造の建物が倒れるのは、風の力だけではなく、土台や柱へのシロアリの侵食が、その倒壊条件をつくっている場合が少なくありません。さらにシロアリはふだんは逆光性のため、他のアリ類とちがって、人の目に触れない所、暗い所に潜み、不動産として価値ある木造建築の土台を蝕んでいるのです。まさにこれは資産侵食害虫と言ってよいでしょう。木造の家を長持ちさせるには、やはりシロアリは駆除する必要があります。現在まだシロアリがついていない家屋であっても、床下を消毒しておくことによって、シロアリによる被害を防ぐことができます。
 当社は大正14年からシロアリの防除と研究を行い、環境に配慮した理想的な防除法を追求して今日に至っています。

(1)白アリの予防

 →白アリの予防は新築時が一番やり易く、経済的。まさにアリの入るスキ間もなく緻密に予防
(2)白アリの予防

 →新築時の白アリ予防は基礎から1mをしっかりと施工
(3)白アリの予防

 →白アリの防除で大切なのは土壌処理。土台と土の接点はしっかり消毒する
(4)白アリの被害

 →床下の土台柱は表皮をはがしてみると、白アリがビッシリ生息している。空中蟻道は東京でも珍しくはない

(5)白アリ駆除

 →東京都内で当社が見つけた白アリの大型蟻道。床下の被害に建物主は全く気付かなかったという
(6)白アリの防除

 →既設の木造住宅の床下での施工。東柱から束石、そのまわりの土壌まで、念入りに吹付処理を行う

【シロアリ被害の前兆】 シロアリは、ふだんは人の視界範囲には出て来ないのです。春から夏にかけて羽アリとなって飛び立つ時以外は、ふつうの人はシロアリを見る機会はほどんどないと思います。

〈そこで次のような時は要注意〉
○タタミや床板がなんとなく固定感がなく、ブカブカする。あるいはくぼむような感じがする。
○風呂場やトイレの柱の根元からアリが出てくる。
○ドアやふすま等がスムースに開かなくなる。
○自宅のまわりで羽アリを見た。
○押入や倉庫がカビくさい。

〈対策は床下の予防消毒〉
木造の建物は、建てた時から常にシロアリから侵食される可能性を持っています。木造建築は、火災に対して保険をかけるように、シロアリに対しては予防施工(消毒)という保険をかければ安心です。シロアリに侵食されてからでも駆除はできますが、侵食された分だけ損をしてしまいます。土台や柱をとりかえる費用に比べれば予防の費用などは、経済的だと思います。

 

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